「ノロウイルス」のピークは12月~1月です。
ヒューマンズボンド営業部の高橋です。
1月に入り、全国で「ノロウイルス」による食中毒が相次いで発生しております。
各地方自治体も、食中毒患者を減少させるため、ノロウイルス食中毒の警報や注意報を
発令して注意喚起を行っています。
ノロウイルスは1年を通して発生しますが、特に12月~1月にかけて多くなります。
ノロウイルスは食中毒事件の全体の約3割・患者数は半数を占めています。
ノロウイルスが原因の事件が減らすことができれば、食中毒事件を大幅に減らすことが出来ます。
今回は、ノロウイルスの特徴・対策をお伝えします。
感染の原因は主に 『人からの感染』と『食品からの感染』です。
『人からの感染』は、ノロウイルスは、とても小さく、冷蔵庫の取っ手やドアノブ等に付着したウイルスが手のしわ・爪の間などに
入りこみます。
また、感染者の嘔吐物には大量のノロウイルスが含まれており、処理しきれなかった嘔吐物が乾燥すると
塵や埃とともに舞い上がって空気中に浮遊し、口に入り感染します。
『食品からの感染』は、感染した人が調理などをして汚染された食品を食べた場合や
ウイルスの蓄積した加熱不十分な二枚貝など食べた場合などが考えられます。
症状は、吐き気、・おう吐・下痢・腹痛・発熱などの症状が出てきます。
嘔吐もしくは吐き気が突然、強烈に起きるのが特徴です。
潜伏期間は12~48時間です。
かかってしまった時の対処法は、有効な抗ウイルス剤がなく、対症療法が行われます。
対策は、大きく5つございます。
・徹底した手洗い
ただ洗うのではなく、汚れが残りやすい部分を理解した、正しい手洗いと消毒をできていることがポイントです。
・トイレの洗浄
ノロウイルスの集団発生ではトイレ内の汚染が多く報告されています。多くの人が共有するトイレを日常から
清潔にすることは感染リスクを下げることにつながります。
・汚物の処理
感染者の嘔吐物や便には、多量のノロウイルスが含まれており、その適切な処理は感染を防ぐために極めて重要です。
・従業員の健康管理
毎日、従業員の健康を確認しましょう。ノロウイルスの調理施設への持込みや汚染拡大を防ぐためには
一人ひとりの健康管理がとても重要です。マスクの着用も大切です。
食品を中心部までしっかり加熱することが大切です。中心温度を85℃以上とし、90秒間以上行いましょう。
また、牡蠣などの二枚貝の生食は出来るだけ避けてください。
上記の特徴と対策を理解し、食中毒事故を未然に防ぐように致しましよう。